オアフ島のアトランティス・サブマリン
ワイキキビーチの沖に出ると、そこはもう色鮮やかな魚達の棲む別世界が広がっています。ダイビングでなくとも、そうした魚や珊瑚の生態を気軽に観察できるのがアトランティス・サブマリンです。かつて観光開発が盛んだった頃、ビーチを拡大する埋め立て工事などで自然環境が危機に瀕していたときがありました。生息環境を奪われ餌も少なくなった魚達が激変し、枯れてしまう珊瑚が少なくない状況になったこともありましたが、その後、日本企業の協力やハワイ大学によって生態系は少しずつ回復してきています。
潜水艦の船内には丸い窓が並んでおり、そこから海中を観察できるようになっています。停泊している潜水艦の周りには、数多くの色とりどりの魚が群れているのがさっそく観察できますが、船が動き潜行するにつれて周りの景色の色も変わってきます。水深が増すごとに太陽光線が水圧で遮断されていくので、赤い色は茶色に、オレンジ色は黄色に変化していくのが目の当たりに実感できます。潜水艦は、6千年前に形成されたパリ・オ・ポノ(ハワイ語で「生命の尾根」という意味)という古代サンゴ礁や、数多くの魚が生息しているピラミッド型に組まれた人口サンゴ礁を観にいきます。
10数年前に台風の被害で破壊された破壊された飛行機の残骸が沈んでいるポイントでは、巨大なカンパチやウツボ、海亀なども観察できます。沈没船のポイントでは、大きな船体に珊瑚が育ち、魚達の安全な漁礁となっているのが観察できます。約1時間のこうした潜水ツアーは、これまで観たこともなかった海中世界の神秘をじっくり体験することができます。アトランティス・サブマリンの海中ツアーはヒルトン・ハワイアン・ビレッジのアリイ・タワー1階デスクで受け付けており、桟橋からシャトルボートに乗って沖の潜水艦に乗り移ります。船内にはガイドブックや記念グッズが手に入るショップもありますから、旅行記念のお土産探しにもいいですね。また、船内にはおトイレがありませんから、受付後のホテルかシャトルボート内で済ませておきましょう。
